パネライ（PANERAI）は、1860年に
ジョバンニ・パネライがイタリア・フィレンツェで
創業した機械式時計ブランドです。

パネライ公式サイト
https://www.panerai.com/jp/ja/home.html

特に、イタリア海軍特殊潜水部隊のために高精度な計器を開発・供給していた時期に、
水中での高い視認性を誇る時計を製作し、現在のブランドの基礎を築きました。

1930 年代に特殊部隊向けに開発された「ラジオミール」は、当時特許を取得した夜光塗料に由来し、
高い視認性を誇るクッションケースが特徴でした。
続いて、1950 年代には、特許取得済みの画期的なリューズプロテクターを備えた
「ルミノール」が誕生します。このプロテクターは、
リューズを外部の衝撃から守り、防水性能を飛躍的に高める役割を果たし、ブランドの象徴となりました。

1997年からヴァンドーム（現：リシュモン）グループの傘下となり
現代のパネライは、クラシックなシリーズに加え、多様なニーズに応える
4 つの主要コレクションを展開しています。
歴史を物語るエレガントな「ラジオミール」、
ブランドの象徴である「ルミノール」、
プロフェッショナル仕様の本格ダイバーズウォッチ「サブマーシブル」、そして
より薄く、現代のライフスタイルに溶け込む「ルミノール ドゥエ」です。
これらのシリーズは、それぞれの個性と機能性で、
幅広い時計愛好家を魅了し、パネライの独自の世界観を確立しています。

【パネライの歴史年表】

1860年
パネライはルネッサンスの発祥地であるフィレンツェにて
創業者であるジョバンニ・パネライ（1825～1897）が
フィレンツェで初めての時計店をオープンする。
時計販売、修理工房、イタリア初の時計製造学校としての役割も担う。

【パネライ】ブランドストーリー　歴史と発展

1860年パネライはルネッサンスの発祥地であるフィレンツェにて創業者であるジョバンニ・パネライ（1825～1897）がフィレンツェで初めての時計店をオープンする。1916年創業者の孫であり、3代目のグイド・パネライ（1873～1934）がラジウムをベースにした蛍光物質「radiomir＜ラジオミール＞」を発明し特許登録する。その後、この物質の発明は時計のダイアルを発光させ、あらゆる環境下で高い視認性を得ることから時計の他にも銃の照準器などにも採用されパネライはイタリア海軍への納入業者として不動の地位を築く事となる。1934年グイ...

1916年
創業者の孫であり、3代目のグイド・パネライ（1873～1934）が
ラジウムをベースにした蛍光物質「radiomir＜ラジオミール＞」を発明し特許登録する。

1934年
グイドの死後、4代目ジュゼッペ・パネライ（1903～1972）が同社を継ぐ。
その後、イタリア海軍からの要請で本格的な軍用腕時計の開発に乗り出す。

1935年
イタリア海軍特殊部隊「ガンマ部隊」のために潜水用時計「ラジオミール・ウォッチ」の試作品を開発。

パネライ ラジオミール：イタリア海軍が愛した腕時計の歴史と魅力を徹底解説

パネライ ラジオミール：イタリア海軍が愛した腕時計の歴史と魅力を徹底解説1936年、イタリア海軍特殊部隊からの依頼を受け、パネライは過酷な水中任務に耐えうる腕時計の開発に着手しました。それが、後に「ラジオミール」と名付けられる伝説の腕時計の始まりです。 当時の要請は、夜間でも視認性に優れ、衝撃や水圧にも耐えうる堅牢な腕時計という、極めて困難なものでした。パネライは、これらの要求に応えるべく、革新的な技術とデザインを惜しみなく投入しました。 大きな特徴として挙げられるのが、文字盤の視認性を高めるために...

1949年
トリチウムベースの夜光塗料「ルミノール」の特許を取得。

1956年
後にブランドのアイコンとなるリューズプロテクター（リューズガード）の特許を取得

【パネライ】ブランドストーリー_ルミノールの誕生と発展

【パネライ】ブランドストーリー_ルミノールの誕生と発展イタリアの高級腕時計ブランド「パネライ」の代表的なコレクションの一つであるルミノール。その特徴は、以下の通りです。特徴: 独特なデザイン: 大型のクッション型ケースと、特許取得のリューズプロテクターが特徴的で、一目でパネライとわかる独特なデザインです。 高い視認性: 夜光塗料「ルミノール」を使用し、暗闇でも高い視認性を誇ります。 軍用時計のルーツ: イタリア海軍特殊部隊のために開発された歴史を持ち、高い耐久性と信頼性を備えています。 多様なバリ...

1993年
初の民間用モデルを発表。

1997年
リシュモン・グループの傘下に入る。
CEOにアンジェロ・ボナーティが就任

【パネライ】ブランドストーリー　PANERA復活プロジェクトVol.1_フランコ・コローニ

ラジオミールとルミノールという歴史に名を刻む時計を誕生させたパネライ。しかしイタリア海軍と共に発展したパネライ社の経営は時代や国家の情勢によって衰退していきます。ではパネライはどのようにして、今のラグジュアリースポーツウォッチブランドしての地位を確立していったのでしょうか？パネライを復活させた重要な人物達についてお話します。「1993年にオフィチーネパネライ社は、従来モデルのレプリカを市販用として売り出しました。最もその時点では、パネライと関わりを持つなどとは思ってもみなかったですね。」かつてこ...

【パネライ】ブランドストーリー　PANERAI復活プロジェクトVol.2_アンジェロ・ボナーティ

【パネライ】ブランドストーリー　PANERAI復活プロジェクトVol.2_アンジェロ・ボナーティ一人の男の情熱とリーダーシップが、歴史ある時計ブランドを再興させた物語。静かなる革命 - フィレンツェの記憶2000年、アンジェロ・ボナーティは、人生の岐路に立っていました。宝石業界でキャリアを積んだ彼は、ヴァンドームグループ（現リシュモン）に移り、様々なブランドのマネジメントに携わってきました。その手腕は高く評価され、実績も申し分ありませんでした。しかし、彼の心には常に、もっと大きな挑戦を求める声が響いていました。...

2002年
自社製ムーブメントの開発に注力。

2005年
パネライ発の自社ムーブメントP.2002 を発表

パネライ P.2002 開発秘話：8日間の情熱が時を刻む - 革新と挑戦

パネライ P.2002 開発秘話：8日間の情熱が時を刻む - 革新と挑戦パネライ初の自社製ムーブメント、P.2002。8日間のパワーリザーブとGMT機能を搭載した革新的ムーブメント誕生の裏側には、技術者たちの情熱と挑戦がありました。開発秘話を紐解き、パネライの進化に辿ります。 1997年、パネライはリシュモングループの傘下に入り、高級時計ブランドとしての新たな章を始めました。しかし、その胸には常に一つの願いが秘められておりました。それは、自社製ムーブメントの開発。長年、他社製ムーブメントに依存してきたパネライにと...

2014年
オフィチーネ パネライの新しいマニュファクチュール（自社工房）がスイス・ヌーシャテルにオープン

2018年
CEOにジャン マルク・ポントルエが就任

【PANERAI】2019年パネライ変革の年　新CEOジャンマルク・ポントルエ

【PANERAI】2019年パネライ変革の年　新CEOジャンマルク・ポントルエ1997年から20年以上にわたりパネライを率いてきたアンジェロ・ボナーティー氏が昨年、同社のCEOを退任し、2018年4月、元ロジェ・デュブイCEOである『ジャンマルク・ポントルエ』氏がパネライの新CEOに就任しました。ジャンマルク・ポントルエ1964年生まれのフランス人。経歴 オーデンシア・ナント経営大学院卒業後、レザーグッズメーカーでセールスディレクターを務める LVMHグループに参画し、ジバンシィに勤務 2000年にリシュモン グループに入社 モンブランで...

2020年
第36回アメリカズカップよりルナ・ロッサ プラダ ピレリチームとパートナーシップを締結

2025年
CEOにエマニュエル・ぺランが就任