時計の心臓部は、パノシリーズの特徴となっている左右非対称のレイアウトの文字盤がある表側に見えるように配置されています。この構造を実現するために、さまざまな部品の見直しを図りました。通常はサファイアクリスタルケースバックを通してしか見えない多くの部品も逆の順序で配置し、時・分・秒表示に加え、グラスヒュッテ・オリジナル独自のパノラマデイトを備えたエレガントなメンズウォッチです。

グラスヒュッテ・オリジナル独自のパノラマデイトは、同じ高さで同心円状に配置した2枚の表示ディスクで構成されています。これにより、通常は中間にあるたてのバーに遮られることなく、一目で日付の2つの数字を読み取れるようになっています。文字盤と同じく、極薄の日付表示ディスクも自社製です。

独特のグラスヒュッテリブ仕上げの3/4プレート、面取り加工されたエッジ、ベースプレートの精緻なペルラージュ仕上げ、ポリッシュ仕上げの青焼きネジ、革新的なダブルスワンネック緩急微調整装置など、このモデルに施された緻密な装飾仕上げは一目でそれと分かります。バタフライブリッジとも呼ばれるダブルスワンネック緩急微調整装置は、手作業でエングレービング加工を施したバランスブリッジに取り付けられています。その下に覗くチラネジが、自社製自動巻きムーブメントキャリバー91-02の魅力に花を添えています。