パノマティックルナのフェイスは、丁寧な手作業による約40ものさまざまな工程を経て仕上げられています。ガルバニックグレーの文字盤のインデックスはロジウムめっき、時、分、スモールセコンドを示す針はホワイトゴールドとなっています。2つのサブダイアルには洗練された「レコード引き」が施され、光の角度によってダークグレーからライトグレーに色を変えます。

グラスヒュッテ・オリジナルはさまざまな調整機構を開発してきましたが、ダブルスワンネック緩急微調整装置もそのひとつです。これはスワンネック緩急微調整の原理を基に、スワンネック型のバネをもうひとつ組み込んでさらにそれを発展させたもので、このバネはテンプに接続され、ガンギ車とアンクルのかみ合いが最適化されています。これにより右側で歩度、左側でアンクルを左右対称に維持できるようになり、並外れた精度を実現しています。