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TANAKA HISAYAODORI Shop Blog 久屋大通店ブログ

【PANERAI】シースルーバックについて

パネライ名古屋ブティックの大磯です。

皆様、明けましておめでとうございます。
2022年最初の投稿となります。

 

さっそくですが、本日はシースルーバックについて書いてみようと思います。
…特に新年っぽいネタではなく、通常営業で行きます。

パネライ_PANERAI_PAM00742_ルミノール_パーペチュアル カレンダー_ゴールドテック™

シースルーバックとは
バックスケルトン裏スケ、正式(?)にはトランスパラントケースバックなど
呼び方は様々ではありますが
時計のケース背面にガラスをはめ込み
ムーブメントが見える仕様の事を指します。

※本項では市民権を得ているであろう「シースルーバック」と呼ぶことにします。

 

実はこの仕様、パネライでは
昨年2021年の新作モデルから一部ゴールドモデルを除いては
下の写真のようなクローズドバック(ケース背面を裏蓋で閉じている)に
仕様変更されています。
パネライ_PANERAI_PAM01358_ルミノール マリーナ ESteel™ グリージョ_ロッチア

 

昨年、お客様からも
「シースルーバックが何故なくなったのか?」といった
お問合せも急増しております。

もちろん”何故?”無くなったのか?
メーカーであるパネライはその理由を開示していない為、
その真意を知ることはできません。

 

(というより、どんな仕様変更でも
その理由を明示する時計ブランドは逆に無いと思いますが…)

それでも、このタイミングで私なりに、
その理由について考えてみたいと思います。

1.シースルーバックの始まりについて

まず、何故シースルーバックがなくなったのか?

 

つまり”終わり”を考えるうえで
視点を変え、逆にその”始まり”から探ってみようと思います。

時計業界にシースルーバックが普及し始めたのは
1990年代頃であり
パネライについても
1998年に世界デビューした時点のプロダクトは
まだ、シースルーバックになっておらず、
裏蓋を閉じたクローズドバックでした。

 

その後、2000年代前半ごろから、
一部の限定モデルや、特別なムーブメントを搭載したハイプライスのモデルに
シースルーバックが採用されるようになっていきます。

 

意外にもパネライのシースルーバックの歴史は20年程となります。

 

この背景については、
それまでなかった、
機械を見せるという発想が生まれた事や、それを実現する技術の登場など
さまざまな要因があると思いますが、
パネライがプロダクトにシースルーバックを採用した目的に
”視覚による差別化”があったと考えます。

 

それはレギュラーモデルとの差別化や、一般ムーヴメントとの差別化など
当時として新しいトレンドであった”機械を見せる”という仕様を
限定的に採用する事で、そこに特別感を演出したかったのではないか?と思います。

 

その後、パネライは2005年頃から
急速にシースルーバックを採用したモデルが増えていきます。

 

2.大きな流れと共に普及したシースルーバック

PANERAI_パネライ_PAM00233_シースルーバック

実は、2005年からシースルーバックと共に
パネライで急増したもう一つの”流れ”が存在しています。

 

それは、「マニュファクチュール化」
つまり、自社ムーブメントを採用したモデルが急増し始めた事でした。

 

この背景には
1990年代から2000年代当時の時計業界は
自社でムーブメントを開発するブランドはほんの一握りで
そのほとんどは、エボーシュと呼ばれる、他社から供給を受けたムーブメントを
プロダクトに採用していました。

 

そのエボーシュの内、大きなシェアを持っていたETA社があり、
そのETA社それを参加に納めるスウォッチグループが
2002年に「エボーシュのスォッチグループ以外への供給を2010年までに停止する」
と発表した、いわゆる「ETA2010年問題」が起こります。

 

各ブランドは自社でのムーブメント開発を余儀なくされます。
パネライも例外ではなく、
その発表同年に自社工場「パネライマニュファクチュール」をスイス・ヌーシャテルに設立し、
自社ムーブメントの開発に着手、
3年後の2005年に初の自社ムーブメントを搭載したモデルを発表しています。

 

この時に、自社ムーブメントを搭載したモデルに採用したケースバックの仕様も
やはり「シースルーバック」でした。
ここに込められたメッセージも、やはり差別化で、
それは何よりエボーシュとの差別化を図る明確な目的があったと考えます。

 

その後、実用機でも自社ムーブメントを発表し、
2000年代後半にはエボーシュと自社ムーブメントは
5:5程の割合となり、
2010年代には、自社ムーブメントの割合はどんどん増えていき、
シースルーバックも比例して増えていきました。

 

パネライ_PANERAI_PAM01321_ルミノール_GMT_パワーリザーブ -44mm

 

さらに、2010年代後期には
それまで、自社ムーブメントで対応できていなかった
エントリープライスゾーンやスモールサイズのモデルにも
自社ムーブメントを搭載し
2020年を迎えるまでにパネライは「完全自社化」を成功させました。

 

これにより、これまでシースルーバックが担っていた、
エボーシュとの差別化という部分では、
全てが自社ムーブメントとなった事でその役割を終えたと考えたパネライは
2021年からあえてクローズドバックをプロダクトの中心とする決断をしたのだと
私は思います。

 

また、一部ゴールドモデルなどは、その仕様を継続しており、
これは2000年代初期の仕様である一部のハイプライスモデルだけに
シースルーバックを採用する当初のマーケティングのリバイバルと考えます。

 

パネライ_PANERAI_PAM01045_ルミノール_ドゥエ-38mm

3.シースルーバックはトレンドだった?

…とはいえ、"シースルーバック ロス"を感じるファンの方もいらっしゃいます。

 


シースルーバックは2000年~2020年代までの”ひとつのトレンド”であったという事実も存在し、
それ以前からのベテランの時計ファンの方に中には、
「昔に戻っただけで特に何もないよ」といったご意見もあります。

 

シースルーバックは機械式時計にとって普遍的な”マストの要素”という訳ではなく
どの時代のプロダクトを最初に見ているか?
といった、世代の価値観による違いが、
ロスを感じるかどうかの違いになっていると感じます。

 

パネライも、恐らくこのロスは想定済みだと思いますが
それでも、この先クローズドバックによるプロダクトという決断した訳ですから

一つの時代を担ったトレンドを自ら終わらせる事で、
新しい時代に向けたプロダクト展開を進めていこうとする姿勢を強く感じています。

 

シースルーバックを良しとするか否かは、
上記の通り、個人の価値観によるものなので、
何かを結論づけて本項の結びとする事が出来ませんが、
シースルーバックについて新しい視点をもって頂くと
それも面白いのかなと思っております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

大磯

 

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