皆様

こんにちは。
パネライ名古屋ブティックの大磯です。

2022年も残り1ヶ月を切りました。
少しづつですが、2023年へのカウントダウンが始まる今日この時期にこそ
相応しい1本を紹介します。

PAM00742 ルミノール パーペチュアル カレンダー ゴールドテック™
￥ 6,341,500 (税込)

パネライのゴールドテックケースに収められた
パーペチュアルカレンダームーブメントP.4100を搭載した
至極の1本です。

では、そもそもパーペチュアルカレンダーとは何か？

パーペチュアル＝永久カレンダーとも言われ、
何月何日何曜日の表示に加えて、閏年も考慮している
機械式時計の三大機構のひとつであり
カレンダーにおける最高峰です。

パネライのPAM00742ルミノール パーペチュアル カレンダー ゴールドテック™は
それに加えて西暦の表示も可能となっています。

表面のゴールドとブルー文字盤の組み合わせだけでも十分に美しいモデルなのですが
その真骨頂は裏面にあります。

表面はシンプルなデイデイト（日付＋曜日）機能＋GMTファンクションのみにすることで
パネライのコンセプトの一つである視認性を確保しつつ、
裏面には西暦表示（センチュリースライド）、月（マンス）、閏年（リープイヤー）カウントダウン、
パワーリザーブインジケータ―
さらに、自動巻きもＫ22マイクロローターとフル機能搭載です。

先述の様に、何故パーペチュアルカレンダーは
機械式時計の三大機構の一つであり
カレンダー機構の最高峰と呼ばれるのでしょうか？

機械式時計のカレンダー機構にも、
その表示する要素によって
様々な名称を持っています。

例えば、
日付のみはデイト機能
日付＋曜日は　デイデイト
何月何日何曜日を表示する機械式時計は
トリプルカレンダーと呼ばれます。

それらのカレンダー機能を凌駕する
機能を備えているのがパーペチュアルカレンダーです。

では、どの点がそれらと異なるのか順番にご紹介します。

まず一つ目は
全ての月の月末を考慮している。という点です。

カレンダー付の機械式時計をお持ちの方ですと
記憶に新しい出来事として
つい先日、11月30日から12月1日に変わった時
お持ちの時計は31日を指していましたよね？

つまり、通常のカレンダー機構は
今が何月か？までは考慮しておらず、
30日の次は必ず31日となります。

その為、２、４，６，９、１１月はご自身の手で
日付を調整する必要がありますが
パーペチュアルカレンダーの場合は、
そこも歯車の動きにインプットされている為
何月であろうと自動的に正しい日付に切り替えてくれます。

何月何日何曜日を考慮している点について
どういう事か、詳しくお伝えします。

例えば2022年12月3日は土曜日ですが、
2021年12月3日は金曜日でした、
2020年は木曜…という具合に、

同じ11月29日であても
曜日は毎年異なります。

トリプルカレンダーの場合は、
月と日と曜日を表示こそしていますが、
そこまでは考慮していません。

 

パーペチュアルカレンダーは
何年の何月何日が何曜日なのか？
それを正確に時計に組み込んでいます。

当モデルの場合、
表面に曜日と日付が表示されており
”ＴＵＥ”　”２９”　つまり　29日の火曜日を指します。

これは2022年11月29日に撮影した為、
正確に火曜日を表示している訳ですが
これが来年再来年と年を重ねても
その年々の正しい11月29日の曜日を
自動的に表示してくれるという訳です。

それを、コンピュータを使わずに歯車だけで
表現する事は容易ではありません。

そしてパーペチュアルカレンダーの最大の特徴である
閏年を考慮しているという点です。

上記の様に、何年何月何曜日に加えて、
4年に一度、2月は29日まであります。

みなさなご存じの閏年ですよね。

先述の【１．すべての月末を考慮している点】でも
ご紹介した通り、2月28日の次は
3月1日と表示してくれるのが
パーペチュアルカレンダーです。

それに加えて、優れている点が
閏年も考慮されている。という事です。

 

つまり一度日付を合わせてしまえば、
時計を止めない限り、
自動的に正しい日付を刻んでくれます。

ちなみに2年後の2024年が閏年なので、
きちんと2月29日まで表示してくれますよ。

ではこの機械が月・日・曜日・閏年をどのように
管理しているか？についてご紹介します。

日付と曜日については
先程ご紹介した通り、表面に表示をしています。

その他の主要な機能は
PAM00742　ルミノール パーペチュアル カレンダー ゴールドテック™
の裏面に月と閏年のカウントダウン、
それに西暦の表示があります。

それらの見方としては、
矢印が示す黒い円形パーツの外側に
アルファベットが記されているのが月

内側のL・１・２・３と書かれているのが
閏年のカウントダウンです。

具体的には…
この写真の撮影日は2022年11月29日です。
矢印の位置からＮ（November＝11月）が少し左にズレて
右側からD（December=12月）に変わろうとしている
途中というところです。

また、閏年のカウントダウンについても
起点となる閏年をL（LEAP YEAR）で表示し、
あとはその何年後か？を数字で示しています。

前回の閏年が2020年でしたので
2022年はそこから2年後なので”２”となり、
もうすぐ2023年になるので、
”３”に変わろうとしてるという事になります。

12月にこのモデルをお求めますと
裏面の西暦表示や閏年が
2022年から2023年に変わる経過を
お楽しみ頂けますよ。

パーペチュアルカレンダーの唯一の弱点とは？
それをお伝えする前にまず、閏年に関して…

4年に1回は閏年という事実は
多くの方がご認識されていると思いますが
西暦が100で割り切れる年は閏年ではない！
という事をご存じの方は
果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか？

さらに、西暦が400で割り切れれる年は
閏年になるという事も…！？

これは、我々が何気なく使用している日付やカレンダーは
グレゴリオ暦という1500年代に制定された
暦に基づいて起算されています。

そのグレゴリオ暦に基づくと、
4年に1度の閏年を1週期とした場合、
25週期（100年）に一度は閏年にならず
その25週期を１つと考えた場合に、
4週期（400年）に一度は閏年になるというもの。

これをしないと、太陽と地球の関係から、
いつか季節が逆転してしまうのだとか…
500年以上前にこの事実が分かっていた！？
という事自体凄いですけどね。

一握りのブランドから西暦（センチュリースライド）付きの
パーペチュアルカレンダーが発売されているのですが
それらは、確かに一度、設定すれば
正確な時を刻んでくれるのですが
それは、実は2100年2月28日までとなります。
（今から72年後くらいでしょうか）

では、
翌日になると時計はどうなるか？

答えは2100年2月29日を示します。

しかし、
2100年は100で割り切れ、
400で割り切れない為
閏年ではないので、
本来2100年3月1日と
表示しなくてはならないのですが、
実はそこまでインプットされている
パーペチュアルカレンダーは無く
そこが唯一の弱点と言えます。

確かにパネライのパーペチュアルも
ここまでは同様なのですが

この対応を各ブランドでは、
メーカーが1日分調整を行うという対応する様ですが
パネライはそこの考慮した調整機能がついている為
所有者ご自信で調整が可能という点は極めて優れていると言えます。

ここまでパネライのパーペチュアルカレンダーがどの様に素晴らしいかを
ご紹介してきたわけですが、

皆様が素晴らしさを感じて頂くと同時に
恐らく真っ先に思いつくであろう事として

 

「操作が面倒くさいだろうな…」

とか

「なんか壊しそう…」

だと思います。

 

そうですよね。
でも、ご安心下さい。

なんと、このモデル、
全ての操作はリューズをただ回すだけ！
それだけです。！

めちゃくちゃシンプル。
普通の時計の時間を合わせる感覚で操作が可能です。

しかも、
仮に目的の日付を過ぎてしまっても
戻してOKという、怖いもの知らずのパーペチュアルです。
先述のグレゴリオ暦による2100年の調整も同様です。

恐らく、センチュリースライド（西暦）付のパーペチュアルで
戻せる機構はこのP.4100だけじゃないですかね？

また、機能もさることながら
膨らんだ風防ガラスやブルーグラデーションのアリゲーターストラップなど
外観にもスペシャルな仕様が沢山です。

一つの時代の変わり目を共に体感できる時計として
年末の今こそおススメしたい1本です。

ご興味のある方は
是非一度、ご来店頂き実機をご覧になってください。

各機能を実際に私が操作してご説明いたします。

ご来店お待ちしております。

大磯

なお、当店は12月30日まで無休で営業しております。

 

お問合せは
・お電話：052-951-8111

・メール・LINEにてご連絡をいただけますと幸いです。