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2025.06.14
【実機クローズアップ検証】Vol.1「ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトン」の文字盤に限界フォーカス【ZENITH_03.9500.3600/78.I001】
【実機クローズアップ検証】Vol.1「ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトン」の文字盤に限界フォーカス【ZENITH_03.9500.3600/78.I001】
いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
ここ最近、プライベートではスタジオカラー×サンライズの『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』にハマりつつある下前です。
さて、今回より始まります新企画、弊店で取り扱いのあります様々な腕時計について、限界まで近づいて、そのディテールを紹介させていただこうという試みでございます。
無理のないペースで、出来るだけ長く続けられればと思いますので、皆様にお付き合いいただければ幸いでございます。限界フォーカス「ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトン」
シリーズ1回目のモデルは「ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトン」。
2025年発表の最新作です。このモデルはオーナーの腕元で、精緻な機械の鼓動を感じることができます。
そして、この時計を身につけるたび、オーナーはゼニスが誇る革新の精神と、卓越した職人技が織りなす究極の美学を感じることかできるでしょう。それでは早速、この特別な一本がもたらす新たな感動を発見していきましょう。
「なぜスケルトンなのか?」
この問いは、単に内部機構を見せるためだけではありません。
ゼニスは、ムーブメントの複雑な構造そのものをデザインの一部として昇華させ、機械式時計の真髄を視覚的に体験できる「芸術作品」として提示しています。
ブラックのオープンダイヤルから覗く、シルバーのコントラストが美しいサブダイヤルは、まるで天空に浮かぶ星々のようです。
細部に至るまで計算し尽くされたデザインは、光の当たり方によって様々な表情を見せ、見る者を飽きさせません。【本モデルの基本スペック】
「ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトン」の文字盤にクローズアップ
-針へのこだわり-
皆さんが、腕時計をお手に取ってご覧になる時、最初にどこをご覧になりますでしょうか。
私はいつも針を観察してしまいます。
なぜなら、針の取り付け方や曲げ方、表面の仕上げ、塗料の乗せ方など、腕時計ブランドの力量や真面目さが最も現れる部分の一つだからです。やはり、正真正銘のマニュファクチュール・ゼニスと言いましょうか。
幅広の時針、分針は、針の先端からハカマ手前のクビレまでの美しいフォルムを保ち、立体感を際立たせるテーパー面は曇り一つないミラーのようなポリッシュ仕上げが施されています。
それに挟まれる蓄光塗料「スーパールミノヴァ」も均一に乗せられ、暗闇での視認性をしっかりと保ちます。
9時位置のインダイヤルに配置されたスモールセコンドの両サイドにも、同様のポリッシュ仕上げで手を抜いていないのも流石ゼニスです。また、先端に赤い塗料が塗布されたクロノグラフの時分秒針も含めて、ハカマ部分周辺から針のお尻の星型の造形に至るまで隅々まで手を抜くことなく仕上げられ、マニュファクチュールゼニスのクラフツマンシップを感じさせてくれます。
-サブダイヤルのこだわり-
次は、サブダイヤルのクローズアップを見てみましょう。
3時位置の30分積算計、6時位置の60秒計、9時位置のスモールセコンド。
それぞれのサブダイヤルは、文字盤全体の美しさを損なうことなく、機能的に配置されています。
3時、6時、9時位置に配置されたサブダイヤルのディスク。
「デファイ スカイライン スケルトン クロノグラフ」の名に相応しく、ディスクの中心には大きめの開口部が設けられ、その奥にあるゼニスの名機「エル・プリメロ」キャリバー3600の美しい仕上げや精密な歯車の動きを堪能することができます。その上で、クロノグラフとしての実用性の要となる「視認性」を損なわぬように黒色の目盛りや数字は、美しいギョーシェ模様の凹凸の上にも、滲むこと無く完璧にプリントされています。
こちらも、ゼニスの細部まで手を抜くことのない拘りを感じさせてくれます。-シンボル「ゼニススター」とインデックス-
さらに、インデックスやゼニスのシンボルである「星形」のマークにもクローズアップします。
星形のマークの表面は、しっかりとエッジを効かせた立体造形となっており、腕元で美しくキラキラと光を放ちます。
その拘りは、インデックスにも表れており、デファイ スカイライン シリーズのデザインを踏襲するような多面的でシャープなデザインが採用されており、繊細に彫り込まれた溝の部分には蓄光塗料が丁寧に流し込まれています。
インデックスのさらに外側のインベゼルに白く描かれた目盛も寸分の狂いなく、3種類の太さで丁寧に描かれており、妥協のない時計づくりへの思いが感じられます。
まとめ:メカ好きの心をとことんくすぐるスケルトン文字盤
いかがでしたでしょうか。
深掘りすればするほど、そのディテールの魅力が際立つゼニスのニューモデル、「デファイ スカイライン スケルトン クロノグラフ」。
ゼニスと聞くと、誰もがその代名詞ともいえる素晴らしいムーブメント**「エル・プリメロ」**を思い浮かべるでしょう。
多くの場合、その精巧な動きはシースルーバックから鑑賞するものでした。
しかし、このモデルは違います。
文字盤の表側から、複雑な歯車の躍動や、毎時36,000振動という驚異的な動きを心ゆくまで堪能できるのです。まさに、ゼニスが2025年に自信を持って送り出す、渾身のイチオシモデルの一つ。
この時計は、時計愛好家だけでなく、機械式時計の美しさを五感で感じたいすべての人に、新たな発見と感動をもたらしてくれるはずです。項目 詳細 リファレンス番号 03.9500.3600/78.I001 ムーブメント ゼニス製キャリバーエルプリメロ3600(自動巻き) 振動数 毎時36,000振動(5Hz) パワーリザーブ 約55時間 機能 時、分、秒、1/10秒計測可能なクロノグラフ ケース素材 ステンレススティール ケース径 42mm ケース厚 12.7mm 防水性能 100m(5気圧) 風防 サファイアクリスタル ストラップ ステンレススティールブレスにブラックラバー付属 価格 2,024,000円➡7/15より2,064,700円(税込) 交換可能なストラップシステム:TPOに合わせた自由なスタイル
この時計は、スティール製ブレスレットとブラックラバー製のストラップが付属し、工具不要で簡単に付け替えが可能です。これは、ゼニスが現代のライフスタイルに寄り添い、時計をよりパーソナルな存在へと進化させようとする試みです。
- ビジネスシーンで: エレガントなスティール製ブレスレットは、スーツスタイルを格上げし、プロフェッショナルな印象を与えます。
- カジュアルシーンで: ラバーストラップに付け替えれば、アクティブなシーンにもマッチするスポーティーな装いに。休日のカジュアルな服装にも自然に溶け込み、時計の新たな一面を引き出します。
あなたの腕元で、時を刻む芸術を体験してください
ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトンは、単なる高級時計ではありません。
それは、ゼニスの革新の歴史と卓越したクラフトマンシップが凝縮された、あなたの個性を引き立て、日常に彩りを与える特別な存在です。この時計の魅力をより深く知りたい方は、ぜひ正規取扱店の弊店で実物をご覧ください。
あなたの腕元で、この時を刻む芸術が織りなす感動を体験していただけるはずです。
この記事を書いた人
記事を読んでくださりありがとうございます。
「TANAKAウォッチギャラリー久屋大通」の下前です。
高級時計の販売や店舗運営のお仕事を
20年以上させていただいています。
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お気軽にお声がけください。
お客様が末永くご愛用される
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