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2025.06.28
【映画 F1 「腕時計的」最速鑑賞体験レビュー】ブラッド・ピット主演作は傑作か?劇中に登場するIWCの腕時計も徹底解説【IWC_インヂュニア_パイロットウォッチクロノグラフ】
【映画 F1「腕時計的」最速鑑賞体験レビュー】ブラッド・ピット主演作は傑作か?劇中に登場するIWCの腕時計も解説【インヂュニア_パイロットウォッチクロノグラフ】
いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
ブラッド・ピットより8歳年下、もうすぐアラウンド・シックスティの「オジさん」です。さて、年間30~40回ほどは映画館に足ぶ、自称「ちょびっと映画通」の下前が、今回は、いつもと少々切り口を変えて、映画のレビューをメインでお届けしたいと思います。
というわけで、今回取り上げる作品は2025年6月27日に公開された映画「F1」です。
公開初日の2025年6月27日に、ららぽーと安城のIMAXシアターで鑑賞いたしました。▼映画「F1」キャンペーン開催中▼
まず結論から、映画「F1」はこんな作品
私なりに、この映画を一言で表しますと、
「オジさんの魂に火をつける」作品です。
あくまでも例えばですが、五十歳を過ぎたオジさんビジネスパーソン(実は有能)が、転職エージェントにスカウトされて、ハイスペックな若手で構成されたものの、赤字に苦悩するベンチャー企業の現場責任者に就任したとしたら…。
たぶん、最初は「何しに来たん?」とか、「パソコン壊さないでよ?!」とか、「余計な事しないで!」とか、「ポンコツかよ!!」とか部下から結構あたりがキツかったりしそうですよね。
そんなハードな環境下で、時にはクレバーに、時にはヒールとなり、時には優しく、そして大胆にリスクを取って、周囲を巻き込みながら、徐々に、でも確実に「オジさん」がチームの成果を上げる。
もし、そんな「もう一花咲かせる」的なストーリーが痛快に感じるなら、この映画を観る価値があると思います!
映画「F1」はこんな人におススメ
映画「F1」は、どなたがご覧になっても楽しめる映画だと思いますが、以下の人には特におススメです。
- F1好き
- 元F1好き(特に90年代のセナやプロスト、アレジ、マンセル、中嶋悟の活躍を古舘伊知郎氏の実況で夜更かししながらフジテレビで観ていた)
- オジさん活躍系映画好き(トム・クルーズ主演なら「トップガン・マーヴェリック」「ジャックリーチャー」「ミッションインポッシブル/ファイナルレコニング」、デンゼル・ワシントン主演なら「イコライザー」、ロバート・デニーロ主演なら「マイインターン」あたりが刺さる)
- 機械式時計好き(特にIWCが好き)
映画「F1」のザックリしたあらすじ
物語の主人公は、ブラッドピットが演じる伝説の元F1ドライバー、ソニー・ヘイズ。
彼はサーキットでの事故によって、一度レースの世界から引退していました。
そこへ、昔所属していたチームで共に戦った友人のスカウトを受け、若き天才ドライバー、ジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)が所属する、でもダントツ最下位のF1チーム「APXGP」から現役復帰を決意します。栄光を知るベテランと野心に燃える若手。
二人は師弟として、そしてライバルとして、ワールドチャンピオンシップという最高峰の舞台で過酷な戦いに身を投じていきます・・・。映画「F1」の注目ポイント:ブラッド・ピットの演技
本作の最大の魅力は、主演ブラッドピットの演技の深みにあります。
彼が演じるのは、無敵のヒーローではありません。
かつての栄光と、肉体の衰えという現実。
若者へ技術と魂を継承したいという父性にも似た想いと、まだ負けたくないというアスリートとしての業(ごう)。
その間で揺れ動く、一人の男のリアルな葛藤を見事に体現しています。私たちもまた、社会や家庭で様々な役割を担い、若い世代に道を譲るべきか、まだ戦えるのか、自問することがあるのではないでしょうか。
彼の姿は、そんな私たちの人生と静かに重なり、観る者の胸を強く打ちます。
映画『F1』の評価ポイント3つ
-『トップガン』超え?狂気的リアリズムが生む「体感型」レースシーン-
監督は『トップガン マーヴェリック』で世界を驚かせたジョセフ・コシンスキー、製作には7度のF1王者ルイス・ハミルトン本人も参加。
この布陣が、CGでは決して再現不可能な「本物」をスクリーンに焼き付けました。
本物のフォーミュラマシンを改造してIMAXカメラを載せ、実際のシルバーストーン・サーキットなどを疾走して撮影された映像は、まさに「観る」のではなく「体感」するレベルの没入感でした。エンジンが奏でるシンフォニー、タイヤが上げる悲鳴、強烈なGまでもが、スクリーンを通してダイレクトに私たちの身体を突き抜けます。
-単なるレース映画ではない!胸を打つ人間ドラマ-
この映画は、F1ファンだけのものではありません。
ベテランから若手への技術と魂の継承、挫折からの再起、そして師弟の絆といった普遍的なテーマが、物語の核として重厚に描かれています。
だからこそ、モータースポーツに詳しくない人々の心にも、これは自分自身の物語として深く響くのです。- F1ファンも唸るディテールと「本物」へのこだわり-
もちろん、F1ファンを唸らせる専門的なディテールも満載です。
ピットでの緻密な戦略、マシンセッティングを巡るエンジニアとのやり取り、そして緊迫のチーム無線。
その全てが、ルイス・ハミルトンの監修のもと、徹底的なリアリティで描かれており、長年のファンであればあるほど、そのこだわりに気づき、何度も観返したくなります。映画の撮影のため、
架空のF1チーム『APXGP』のマシンを
本当のサーキットで走らせた様子
出典:「auto sport web」https://www.as-web.jp/f1/1034320
劇中に登場する腕時計「IWC」の秘密【ブラッド・ピット着用モデルも】
本作のリアリティを静かに、しかし雄弁に物語っているのが、登場人物たちが身につけるスイスの高級腕時計ブランド「IWCシャフハウゼン」です。これは、単なる小道具ではありません。
-なぜIWC?映画『F1』とメルセデスF1チームの深い関係-
IWCは、長年にわたりメルセデスAMG・ペトロナス・F1チームの公式エンジニアリングパートナーを務めています。
モータースポーツの最高峰で技術の粋を競う両社の関係性は、映画にこの上ない説得力をもたらしています。
作中にIWCが登場するのは、まさに必然のキャスティングと言えるでしょう。映画「F1」では、ブラッド・ピット演じるソニーが所属するチーム「APXGP(エイペックスジーピー)」の公式スポンサーとしてIWCが登場。
ブランドロゴが、レーシングカー、レーシングスーツ、ヘルメット、チームユニフォーム、ガレージなどにあしらわれており、撮影では120本を超えるIWCのウォッチが映画セットに持ち込まれ、ドライバー、メカニック、エンジニアなどのチームメンバーの衣装として存在感を発揮します。
-ブラッドピット着用のIWCは「インヂュニア」-
ブラッド・ピットは劇中で、IWCの「インヂュニア SL」をベースにしたグリーンダイアルのユニークピースを着用しています。
技術者(エンジニア)のために生まれたこの時計の歴史と、円熟した技術でマシンと対話するヘイズの生き様が、スクリーン上で不思議と重なります。
▼現行モデルのインヂュニア▼
-若き天才が着けるIWCは「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」-
一方、若き天才ジョシュア・ピアースの腕には、限定仕様の「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41」が選ばれました。
コックピット計器を彷彿とさせる視認性の高いデザインと、ラップタイムを計測する機能は、コンマ1秒の世界に生きる彼の野心と才能の象徴と言えるでしょう。▼劇中のパイロット・クロノグラフ▼
まとめ:映画『F1』は劇場で観ることをオススメしたい傑作です
**映画『F1』**は、ブラッドピットのキャリアを代表する一作になると同時に、レース映画の歴史に新たな金字塔を打ち立てる傑作だと思います。
手に汗握るレースシーン、心震える人間ドラマ、そしてIWCの腕時計に込められた男たちの魂の物語。
本作はサーキットを舞台にしていますが、その本質は人生という名の長いレースを戦う、私たち自身の物語でもあります。
ぜひ劇場の大きなスクリーンと最高の音響(絶対にIMAXがおススメ!)で、この「事件」を体感してください。あなたの心のエンジンにも、再び熱い火がつくはずです。
この記事を書いた人
記事を読んでくださりありがとうございます。
「TANAKAウォッチギャラリー久屋大通」の下前です。
高級時計の販売や店舗運営のお仕事を
20年以上させていただいています。
腕時計の購入やメンテナンスについて、
ご不明な点やご質問などがございましたら、
お気軽にお声がけください。
お客様が末永くご愛用される
大切な腕時計を選ぶためのお手伝いを
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