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2026.10.18
【実機レビュー】パネライ PAM01735 ”トロピカルダイアル×47mm” これはストーリーのある時計です。

【実機レビュー】パネライ PAM01735
“トロピカルダイアル×47mm” これはストーリーのある時計です。
皆様、こんにちは。パネライ 名古屋ブティック の大磯です。
イタリア海軍のミリタリーツールとして誕生した歴史を、最も忠実な形で今に伝えるモデル
それがルミノール PAM01735です。
パネライのルミノールが誕生した時代のヴィンテージデザインを、
現代のクオリティで見事に昇華させた当モデルの魅力を、私の視点から実機レビューとしてお届けいたします。1. 時の経過を表現した「トロピカルダイアル」の魅力

当モデルをご覧になったお客様がまず目を奪われるのが、
独特の温かみとエイジング感を漂わせるトロピカルダイアルです。

1950年代前後のヴィンテージウォッチにおいて、
黒文字盤が紫外線の照射や長年の経年変化によって絶妙なブラウンカラーへ変色した個体、
いわゆる「トロピカルダイアル」。コレクターの間で非常に希少価値が高いこの奇跡的な変色現象を、
現代の高度な彩色・マット仕上げ技術によって再現しています。また、この文字盤の真骨頂は、光の環境によって劇的に表情を変える点にあります。
室内ではしっとりとした深いブラウンが強く主張し、クラシカルでシックな落ち着きを醸し出します。

一方で一歩屋外に出て太陽光の下にかざすと、インデックスのアイボリーや文字盤表面の質感が光を反射し、
ホワイトの軽快なニュアンスが強く浮かび上がります。

この光の移ろいによる多面的な表情の違いこそが、
オーナー様だけが日常で堪能できる大きな魅力です。2. 「Ref.6152/1」のデザインと防水性・視認性を追求した「5つのオリジナル要素」

ルミノールのルーツを辿ると、
1930年代後半に誕生したラジオミールウォッチから水中でのさらなる耐久性と密閉性を求めた技術的進化の歴史に行き着きます。
1950年代、従来のねじ込み式リュウズの摩耗を防ぎ、
水圧に耐えうる防水構造として開発されたのがレバーロック機構(リュウズガード)でした。1930年代後半のラジオミールから半歩進み、
画期的な防水機構を備えることで次世代の軍用ダイバーズへと見事に昇華を遂げた象徴的リファレンスこそが「Ref.6152/1」です。

オリジナル要素1.
ケース径47㎜PAM01735は、その「Ref.6152/1」のデザインコードと当時から変わらない47mmというオリジナルスペックを忠実に受け継いでいます。
それ故に、あえてお伝えするのであれば、おとなしくシャツの袖口や手首に収めるような概念で選ぶ時計ではありません。
万能なデイリーウォッチやビジネスシーンでの収まりやすさを求める方にとっては、
この47mmの存在感や厚みが最初は少し持て余すように感じられるかもしれないという点です。しかし、例えるなら「ヴィンテージの名作軍パンを、セレクトショップが現代風にリサイズしたレプリカではなく、
オリジナル規格の寸法のままあえてオーバーサイズで着こなす」
店頭で多くのお客様とお話しする中で、この時計の魅力はまさにその感覚に近いと感じています。当時のイタリア海軍が要求した
「過酷な水中での圧倒的な防水性」と「暗闇でも一目で時間を読み取れる視認性」を極限まで追求した結果生まれたのが、
この47mmという寸法でした。オリジナル要素2.
リューズガード繰り返し操作されるリューズの摩耗を抑え、
強力な圧力で密閉して高い防水性を維持する目的で誕生したのが
今やアイコンとなっている「リューズガード」です。

その他にも当時「Ref.6152/1」を忠実に再現した
機能と圧倒的な造形美を成り立たせる要素がしっかりと凝縮されています。オリジナル要素3.
サンドイッチ文字盤


1枚の金属プレートに直接塗布できる夜光塗料の量には限界があったため、
暗闇や海中で十分な発光量と視認性を
確保すべく開発されたのがこのサンドイッチダイアル。塗料をたっぷり塗った下層プレートに、数字をくり抜いた上層プレートを
重ねる二重構造です。この奥行きのあるグラデーションと質感が相まって、
まるで数十年の時を共に過ごしてきたかのような深い味わいとノスタルジーを感じさせます。オリジナル要素4.
ドーム型風防
水深が深くなるにつれてかかる水圧を、アーチ構造(半球状)にする事によって
外側へ均等に分散・整流し、風防の破損を防ぎ、水圧耐性を持たせる。という目的によって生まれたドーム型風防
当時は加工が容易なプラスチック(プレキシガラス)で作られていたこの立体的なドーム形状を、
現代では極めて加工が難しく高い傷耐性を誇る「サファイアクリスタルガラス」を用いて完璧に表現しています。緩やかな曲線を描く風防を採用しており、
斜めから覗き込んだ際のエッジの歪みがヴィンテージ特有の深みある表情を生み出します。オリジナル要素5.
ケースの美しい曲線美ラジオミールからルミノールへと進化を遂げる過渡期ならではの流線型の名残を感じさせるケースライン。
当時のオリジナルフォルムとヒストリーを忠実に再現した造形美が魅力です。3. 堅牢性と高精度への執念「P.3000の細部と本格メカニズム」


Cal.P.3000は、2010年代にパネライが自社製手巻きムーブメントとして
開発・発表した歴史を持つ名機です。
47mmケースの迫力とヴィンテージウォッチの伝統的な造形美を完璧に支えるべく誕生したこのキャリバーは、
大きなテンプや21,600振動が醸し出すヴィンテージ感と圧倒的な堅牢性を備えた、
極めて完成度の高い本格ムーブメントとして確立されています。
ポイント1.鋭い面取り
一見するとミリタリーウォッチらしい無機質な佇まいですが、
ブリッジの縁取りに施された刃のように鋭くシャープな面取りに目を奪われます。
光を浴びた瞬間にエッジが美しく反射し、
工業製品としての無骨さとハイエンドな高級時計の美意識が見事に同居しています
ポイント2. バランススクリュー
直径13.2mmという特大サイズのテンプのテンワ(輪郭)には、
精密な歩度調整を行うためのバランススクリュー(調整ネジ)が整然と配されています。
緩急針を持たないフリースプラング方式を採用することで、衝撃に強く、長期にわたって高い調速安定性を発揮。
職人が微小なスクリューを回して慣性モーメントを微調整する本格高級機の仕込みが施されています。
ポイント3. 知る人ぞ知る「隠れたOPマーク」
大型ブリッジの隙間や輪列の奥深くをよく覗き込むと、ムーブメントの深部に密かに刻印された
「OP(オフィチーネ・パネライ)ロゴ」を発見できます。
無骨な構造の中に秘められたこの職人の遊び心が、
所有満足感をさらに高めてくれます。まとめ
パネライ PAM01735は、リサイズされたレプリカやオマージュではなく、
ブランドの原点であるミリタリーDNAをそのまま宿した「オリジナルの再現」です。
オリジナルサイズの迫力とトロピカルダイアルのヴィンテージ感を楽しみたいパネリスティにとって、
間違いなく所有欲を満たしてくれる名作と言えます。ぜひパネライ 名古屋ブティックにて、
その唯一無二の佇まいを実際に腕に乗せてお確かめください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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お問合せは
・お電話:052-951-8111パネライ名古屋ブティック 基本情報 住所 愛知県名古屋市中区丸の内3-19-12
久屋パークサイドビル1F営業時間 12:00~19:00 定休日 水曜日定休 ※祝日の水曜は営業 アクセス 市営地下鉄 桜通線・名城線 久屋大通駅 北改札口2A出口前 駐車場 セントラルパーク駐車場(チケット有り) 電話でのお問い合わせ 052-951-8111 メールでのお問い合わせ お問い合わせはこちらをクリック この記事の筆者 大磯努
-Profile-

大磯 努(おおいそ つとむ)
TSUTOMU OISOパネライ名古屋ブティック マネージャー
2011年、日本で2番目のブティックとして
名古屋ブティックがオープンした際に
スタッフとして入社。
2018年より現職。愛用時計はパネライPAM00233 他
趣味は スキー、トレッキング、ガーデニング========================
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