自動巻き (自社製キャリバー JLC 866AA)

詩情あふれる複雑時計：ジャガー・ルクルト Q4148420（マスター・コントロール・カレンダー）

伝統のトリプルカレンダーに革新を

ジャガー・ルクルト（Jaeger-LeCoultre）の「マスター・コントロール・カレンダー」（Ref. Q4148420）は、1940～50年代に同社が得意としたトリプルカレンダー（完全カレンダー）とムーンフェイズを現代に蘇らせたモデルです。クラシックなスタイルの中に、マニュファクチュールならではの最新技術が組み込まれています。

完璧な調和の取れたダイヤルデザイン

このモデルは、時計の美学において重要な「調和」を体現しています。

• ケースとダイヤル：ケースは40mm径のステンレススチール製で、厚さは約11mm。ダイヤルは上品なシルバーグレーのサンレイ仕上げが施されています。
• カレンダー表示：12時位置には曜日と月の窓が並び、6時位置にはスモールセコンドと高精度ムーンフェイズが配置されています。日付はダイヤル外周に沿ってポインターデイト（針で指し示す方式）で表示されます。

独自の「ジャンピングデイト」機構

Q4148420の最大の技術的特長は、新世代ムーブメントCal.866AAに搭載されたジャンピングデイト機能です。

ポインターデイトの針は通常、月の終わりに向かってムーンフェイズ表示部を横切りますが、このモデルでは、針が月の15日から16日に変わる際、ムーンフェイズ表示を飛び越えてジャンプします。これにより、ムーンフェイズが遮られることなく鑑賞できるという、ジャガー・ルクルトの遊び心と技術力が光る革新的な機能です。

信頼の「マスター・コントロール」基準

この時計は、ケースの裏側に刻印された「1000時間コントロールテスト」の認証を受けています。これは、精度、耐久性、耐衝撃性など、あらゆる面でジャガー・ルクルトが定める極めて厳格な社内基準をクリアした証です。

さらに、ムーブメントの性能も進化しており、パワーリザーブは従来の約43時間から実用的な約70時間に大幅に延長されました。シースルーバックからは、この高精度ムーブメントの美しい動きと、ゴールドのローターを眺めることができます。