時計を根本から変えたクォーツ革命
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クォーツ時計のクォーツとは水晶発振子に由来し、現存するあらゆる時計の中で、原子時計に次いで最も高い精度を発揮します。
機械式時計の場合、テンプの往復運動が1秒に2.5回(5振動)から5回(10振動)へと徐々に発展していったにもかかわらず、IWCが開発したクォーツ・ムーブメントのベータ21は、同じ1秒間に水晶振動子がなんと8192回も振動します。時計を動かすエネルギーは、小型電池によって約12ケ月間供給されます。
IWCはまた、腕時計用のクォーツ・ムーブメントを開発するため1960年代初頭にスイスの時計メーカーによって結成されたプロジェクト・チームの一員でもありました。プロジェクトの挑戦は、ムーブメントがわずか7平方cmという条件のもとで、電池の小型化や水晶発振子の真空パック化を図り、電子回路を設計し、針や歯車を動かす音叉モーターを組み込まなくてはならぬなど、多岐にわたるものでした。
IWC初のクォーツ腕時計
1969年にはこのベータ21を搭載したIWC初のクォーツ腕時計「ダ・ヴィンチ」が登場します。
しかし、急速に激しい勢いで輸出を拡大する日本を前に、スイスのメーカーは後れをとってしまいました。このことがきっかけとなり、1970年代、急速に輸出が拡大する日本によってスイスの時計産業は危機へと追い込まれました。



