時計製造技術の進歩を生み出す基盤
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開発が進められてきた40年代から、キャリバ−85ムーブメントはシャフハウゼンでの技術的進歩の基盤であり、時計製造における様々な技術革新の出発点となってきました。1976年以降、今では伝説となったモデル番号1832「インヂュニアSL」に、当時の全ての傑出したムーブメント設計の成果を取り入れたキャリバー8541ESムーブメントが採用されました。
今日このモデルは、多くのコレクターたちが求める時計のリストのトップに上げられるものとなり、その珍しい形は、「インヂュニア」シリーズのその後に続くモデルの顕著な特徴の1つとなりました。
時代精神に合わせて、「インヂュニア」の形はスリムになりました。そして、レファレンス番号3505のように、キャリバー375自動巻きムーブメントを搭載するモデルが登場しました。この時計の最も目につく特徴は文字盤のチェックの模様かもしれません。これは時々、コレクターたちから「方眼紙の文字盤」と呼ばれています。「インヂュニア」は、レファレンス番号5215のポケットウォッチにおいてさえ他をリードしています。これは、耐磁性とスプリングを使用したIWCムーブメントを特徴とした唯一の防水性を持つポケットウォッチとなっています。
1980年代初め、IWCが最初のチタン製ケースを作り始めたとき、超薄型の「インヂュニア・チタン」(レファレンス番号3350)は、この種の時計の先駆けとなりました。その後1991年に、「インヂュニア500,000A/m」(モデル番号3508)によって、IWCは500,000A/m(アンペアメーター)という耐磁性を持つ機械式腕時計を生み出すことに成功しました。そして、この記録は今もまだ破られていません。
2005年、最初の「インヂュニア」が誕生
その後入念な見直しを経て、「インヂュニア」シリーズは新しく生まれ変わりました。地上で遭遇するあらゆる苛酷な条件に対応できる機能を装備したこの時計は、様々な衝撃、ショック、振動に耐え、急速に加速するかと思えば楽々と身をかわし、暑さから寒さ、寒さから暑さへと変わる温度変化にも動じません。またこれは、私たちの周りの様々な機械や器具から発せられる磁場が偏在する環境にあっても完璧に機能し続ける時計でもあります。
この新しいモデルは、外観からも、伝説の「インヂュニアSL」との密接な繋がりが見て取れます。しかも、その特徴はさらに発展したものとなっています。これは同時に、IWCの革新的技術の伝統がシャフハウゼンで息づいていることを証明しています。
1868年の創立まで遡ることのできるIWCの企業理念をこれほど見事に体現している時計のシリーズは他にほとんどありません。りりしく機能的な外観を持つケースの内部には、次々と技術的進歩が詰め込まれてきました。これは、「インヂュニア」シリーズが1950年代半ばからずっと機械式時計のテクノロジーの限界を押し広げてきたことの証拠でもあります。



