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最も頑丈なものの1つであるキャリバー80110は、2005年に発表されました。直径30.4mm、厚さ7.2mmのこの新しいムーブメントは、紛れもなく重要な位置に置かれるものです。IWCはかつて高精度なメカニズムの開発に、これほどまで徹底的に、そしてこれほどまで科学的な検証を行ったことはありません。あらゆる細部に渡って、最先端技術を駆使した開発が行われました。もちろん、全ては丸形の機械式ムーブメントから始まります。

このムーブメントの特徴は、ニッケルメッキが施されたフレートとブリッジ、時針および分針、停止機能のついたセンターセコンド、カレンダーの早送り機能の付いた日付表示、振動数28800回/時(4Hz)のテンプ、28石、44時間パワーリザーブなどです。ここまででも十分ですが、お気づきかも知れませんが、これが全てではないのです。

50年代に登場したこのムーブメントのオリジナルと同様、キャリバー80110はアルバート・ペラトンの双方向自動巻き機構を装備しています。この機構は当時より消耗や破損、そして故障などのトラブルに非常に強く、同時にメンテナンスも簡単に行えるという利点がありましたが、この最新モデルにはムーブメントの信頼性と耐震性をさらに理想に近づけるためのいくつもの改良が加えられています。

それを成し遂げるため、IWCのエンジニアたちは様々な科学的な検証や計算を用いました。バネ受けの上に載っている比較的重いローターはそのまま維持されましたが、実際の緩衝装置である受けは、あらゆる方向からの衝撃をさらに相殺、吸収するように改良されました。特にこのパーツが新しい形によってより優れた効果を上げるだろうことは計算から割り出されていました。

ローターそのものにも特別な円状の加工が施され、上下からの衝撃によって生じたエネルギーを相殺することができるようになっています。またローターには正確に計算された横動量が与えられ、その下側には緩衝ゴムが付けられており、万一ケースのプレートにぶつかっても破損しないようになっています。

IWCはまた、ボールベアリングの上にローターを載せない設計

にもこだわりました。というのも、こうしたパーツに影響を与える磨耗や横動を避ける唯一の方法は、安定した軸を用いることだからです。このように、キャリバー80110がIWCの名にふさわしい傑作であると技術者達が認めるまで、この新しいムーブメントのあらゆるパーツの耐久性と完成度がIWCの研究所において繰り返しテストされました。

磁気からの効果的な保護

言うまでもなく、キャリバー80110は磁場に対して非常に有効な保護構造になっています。

キャリバー80110は80,000A/mの耐磁性を誇り、スイス製「耐磁時計」の標準を6倍以上も上回っています。これはムーブメントを磁気から保護するため、軟鉄製のインナーケースに収められているからです。

このインナーケースに収められた全ての重要なパーツ(裏板、ムーブメントを囲むリング、文字盤)は、磁場の優れた導体を素材に使用しています。インナーケースの採用に加え、この特殊な合金のおかげで磁気がムーブメントにまで達することがなく、高い精度が保証されています。これらの特徴を全て備え、最も苛酷な条件のテストを経た新しいムーブメントは、通常の環境のみならず、どんな厳しい状況においても絶対的な機能性と信頼性を保証してくれます。キャリバー8000シリーズの伝統を受け継いだこのIWCの新しいキャリバー80110は、時計製造における技術的進歩の最先端に位置しています。

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