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  • 2017.07.16

    【オメガ】世界水泳 2017 のオフィシャルタイムキーパー オメガが世界水泳で何をしているか

    オメガ正規店 TANAKAウォッチギャラリー久屋大通店

    オメガ担当の加藤です。

     

    オメガ・マガジンです。不定期ではありますがオメガオフィシャルの情報をOMEGA JAPANからいただき、当店のBlogにて配信させていただいております。

     

    今回のOMEGA MAGAZIMは「世界水泳 2017 のオフィシャルタイムキーパー オメガが世界水泳で何をしているか 」
    ※以下の文章・画像はOMEGAより許可を得て使用しております。
    ※引用:OMEGA・マーケティング制作プレスリリースより

     

    オメガ・マーケテイングからの情報です。

    『日本時間7/15に開幕する第17回世界水泳選手権大会(通称:世界水泳2017)で、オメガはオフィシャルタイムキーパーを務めます。
    今回は、あまり知られてはいないオフィシャルタイムキーパーの役割について、オメガが開発してきた装置や技術とともにお知らせします。』

     

    ■知られざるスポーツ計時の世界

    7 月 14 日から 30 日まで、ハンガリーのブダペストで開幕される第 17 回世界水泳選手権 (通称:世界水泳 2017)。この大会のオフィシャル タイムキーパーをつとめるスイスのウォッ チメーカーであるオメガは、計時とデータ処理における長年の経験をいかし、世界最高の水上・ 水中競技選手たちにふさわしい精密さと性能で計時を行います。今回担当するのは、全 6 種目 (競泳、シンクロナイズドスイミング、高飛び込み、飛び込み、オープン ウォーター スイミン グ、水球)の3000 人を超える選手たちです。

    そもそもオフィシャル タイムキーパー、計時とは何なのか? 何をしているのか?
    「ウォッチメーカーだからタイムを計る時計を提供している」
    — Yes であり、No でもあります。
    オメガはタイムを計るだけではなく、結果を測定、記録することすべてに関わり、そのために 必要な機器の開発や技術革新、選手の競技環境の向上、さらにはテレビや会場で競技を見る方の 楽しみや興奮を高めるための技術開発など、非常に多岐にわたることを手がけています。 今回は、現地時間 7 月 23 日から始まる競泳競技に導入されている、オメガが開発したいくつ かの機器や技術をご紹介します。

     

    ■タッチパッド:手動のタイマー  

    今ではおなじみのタッチパッドは、1967 年に導入 されました。競泳選手が 1.5~2.5kg の圧力をかけて、 自らの手でタイマーを止めるユニークな装置で、 プールの各レーンの両端に設置されています。フィ ニッシュの瞬間はオメガのハイスピード ビデオカメ ラでも記録され、もし一見して判別がつきにくい 結果になった場合でも、勝敗を判断できるように なってます。タッチパッドは 1967 年に導入された、 スポーツ競技における計時の歴史上、最も高度な イノベーションの 1 つです。そのきっかけとなったのは、激しい論争の的になった 1960 年の ローマオリンピックでの目視での判定でした。

    加藤:1960年代からあるって…。思ったより歴史のある技術なのですね。最近の技術とばかり思ってました。

     

    ■クァンタム・アクアティクス・タイマー :100 万分の 1 秒を記録し、即座に配信 

    クァンタム・アクアティクス・タイマーは、レース ごとにそれぞれの選手のタイムを記録し、配信します。 1 マイクロ秒(100 万分の 1 秒)という、高精度を 実現したこのタイマーは、オメガの計時テクノロジー における新しい時代の到来を告げるデバイスです。 非常にコンパクトなこと計時装置は、単にタイムを 収集、保存するだけではなく、現地で、そして世界中 での生放送のために即時にデータ配信も行います。

     

     

    ■スターティングブロック:最適なスタートのために 

    スターティングブロックは、陸上競技向けに開発され たものと同様、フライング検知システムと、スタート の合図が各選手に同時に聞こえるようにする音声  スタートデバイスを搭載しています。また傾斜角度を 調整できるスタート台によって、選手は最適なスター トポジションが得られ、より力強いスタートを切る  ことができます。

    加藤:スタート台の角度は気にしたことがなかったですね。

     

    ■ハイスピード  ビデオカメラ:高性能なバックアップ 

    オリンピックや世界選手権レベルでは、オメガのハイ スピード ビデオカメラが使用されます。万が一、疑義 が起きた際には、審判員はカメラを参考にすることが できます。この技術は、2008 年北京オリンピックの 男子 100 メートルバタフライの試合でその実力が問わ れました。電子計時システムでは、マイケル・フェル プス選手が 2 位の選手に 0.01 秒差で勝ったと判定され ました。そしてハイスピードカメラでも、全く同じ 結果が確認されました。また 4 年後のロンドンでは、 同じテクノロジーにより200 メートルバタフライでフェルプス選手が チャド・レクロー選手に 僅差で敗れたと判定されました。その試合でのタイム差は 0.05 秒。それはこのページの単語を 1 つ読むのにかかるのと同じくらいの時間です。

    加藤:人の限界は0.00台で勝敗が決まりますが、その限界のジャッは技術の進歩でなりたつのですね。アスリートにとってよいことですね。

     

    ■ヴァーチャル レコードラインとオンスクリーン グラフィックス:テレビ観戦をより楽しく
    オメガのオンスクリーン グラフィックスは、2000 年から競泳の TV 中継の一端を担っています。

    ヴァーチャル レコードラインは、各種目での世界記録のペースを示す赤いラインのことです。 先頭の選手がこのラインより前にゴールしたら、世界新記録が樹立されたことになります。 オンスクリーン グラフィックスは、スタート前に選手の名前、レーン、国籍を表示し、ゴール と同時に上位 3 位までの選手の名前と順位が、該当するレーンにハイライト表示されます。その 後間もなく、各選手の最終順位とタイムが表示され、試合中に樹立された新記録があれば、あわ せて表示されるのです。これらの技術により、テレビの前での観戦がよりわかりやすく、臨場感 にあふれ、白熱したものになります。

    加藤:てっきりテレビ局の技術ばかり思っていましたね。観戦する人への配慮もタイムキーパー

     

    ■スイミングショー:観客に瞬時に結果を知らせるために 

    スイミングショーという革新的なライトシステムは、 2012 年ロンドンオリンピックで導入されました。この システムでは、プールの端にあるスターティング ブロ ックにライトが取り付けられています。ゴール直後に スターティング ブロックにライトが 1 つ 点いていた ら、その選手は 1 位だということを示します。ライト が 2 つ点いていれば 2 位、3 つ点いていれば 3 位と いうことです。この分かりやすい情報により、観客は 試合の展開を追いやすくなり、すぐに結果を知ること ができるのです。

    加藤:これを知ってテレビ観戦するとより面白くなりそうですね。

     

    ■バックストロークレッジ: より力強いスタートをサポート

    Omega
    Swimming Nuoto Kazan Arena
    Day10 03/08/2015 Evening Finals
    XVI FINA World Championships Aquatics Swimming
    Kazan Tatarstan RUS July 24 – Aug. 9 2015
    Photo G.Scala/Deepbluemedia/Insidefoto

     

    バックストローク レッジは、背泳選手のスタート時の蹴り 出しと入水を向上させます。このデバイスにより、選手は スタートの際に水面に対してより高いポジションを取る ことができ、水との接触が最小限に抑えられるために、 水の抵抗がより少なくなり、より力強いスタートが切る ことができます。バックストローク レッジの高さは、手動 回転式でいくつかのポジションに調整することができます。 滑らない素材で表面が覆われたグリップ構造のため、選手 はより自信を持ってスタートを切ることができるのです。 この装置は、オメガのブランドアンバサダーでありオリン ピックでメダルを 12 回獲得したナタリー・コーグリンと、オリンピックで 7 回メダルを獲得  した背泳のスペシャリストであるアーロン・ピアソルの協力を得て開発されました。

    加藤:選手への細かい配慮が、好成績を作るアシストになっていると感じますね。

     

    ■ラップカウンター: 選手の集中力のために

    Doha Qatar 05-12-2014 Hamad Aquatic Centre, 12th FINA World Swimming Championships (25m). Nuoto Campionati mondiali di nuoto in vasca corta.
    Photo Giorgio Scala/Deepbluemedia/Insidefoto

    オリンピックや世界選手権レベルで使用されるラップカウン ターは、800 メートルや 1500 メートルといった 距離の 長い試合で残りラップ数をカウントします。各レーンのプー ルの底に 1 台ずつ設置され、選手は折り返し地点に来る度に 残りラップ数をはっきりと見ることができます。 ラップカウンターができる前には、プールの端に立った競技 役員が手作業で選手に残りラップ数を掲げて見せていたため、 選手は試合から注意をそらさなければなりませんでした。 ラップカウンターは非常に見やすいデジタルスクリーンを 備えている為、選手は残りの距離を容易に把握しつつ、テクニックやペース、自身の順位に集中 することが可能になります。 このラップカウンターは、過去にオメガが導入した他の機器や技術とは異なり、試合の計時や データ処理には関係がなく、各選手のレース環境の改善という目的のためだけに作られました。 

    加藤:計時に関係なく、選手のために開発されたという点は、さすがOMEGA社。真面目な時計屋だからこその技術ですね。

     

     

    LONDON, ENGLAND – JULY 31: Chad le Clos of South Africa celebrates after winning the gold in the Men’s 200m Butterfly final on Day 4 of the London 2012 Olympic Games at the Aquatics Centre on July 31, 2012 in London, England. (Photo by Clive Rose/Getty Images)

    自分の限界に挑戦し、より高みを目指す選手の記録を精密に計測するために、それを公正、正確 にジャッジする審判のために、そしてその真剣勝負が生み出す感動を世界中の観客に  伝えるために。それがオフィシャルタイムキーパーとしてのオメガの役割です

     

     

    加藤:これだけの技術開発、投資、を行っているからこそ、必然に選ばれるタイムキーパーなのでしょうね。計時だけにとどまらないアスリートへの計時への責任感が各競技会からの深い信頼を獲得しているように思います。2020年の東京オリンピックの競技も楽しみですが、OMEGAの計時からも目が離せないですね。

     

     

     

    今回のOMEGA MAGAZIMは「世界水泳 2017 のオフィシャルタイムキーパー オメガが世界水泳で何をしているか 」
    ※以下の文章・画像はOMEGAより許可を得て使用しております。
    ※引用:OMEGA・マーケティング制作プレスリリースより

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