従来のクロノスイス愛好家からすると、いささか異端児的存在。それが「タイムマスター」ではないでしょうか。
直径44mmの大型ケース、グローブ着用時も操作容易な大降りのオニオン型のリュウズ、そしてス
ポーツジャケットの袖口にも装着できる長尺のレザー・ストラップ...。
さらに100mの防水性能をも備える、このまごうかたなきヘビーデューティー・ウォッチはまた、ゲルト・R・ラングが考えるスタンダードなプロポーションを備える、極めでクロノスイス的なモデルともいえるのです。
ともにスーパールミノヴァC3の夜光塗料を塗布したインデックス、モダンシェイプの針は、昨今のスポーツウォッチに顕著な奇抜さを排除した、極めてシンプルなしつらえとなっています。
さらに搭載する手巻きCal.C672は定評のあるETA/UNITASCal. 6497-1をモディファイしたもの。
古典的なこのムーブメントを採用することによって、自身のアイデンティティを一切崩すことなく、クロノスイス・ラインナップの系譜に新しいスポーツシーンを意識したモデルを加えることに成功したのです。
また2002年のバーゼル・フェアではケース径を4mmダウンサイジングした「タイムマスター40」もリリースされました。
コインエッジを刻んだベゼル、大型オニオン・リュウズ、アラビックのアワーインデックスという意匠はそのままに、ケース・サイズはより一般的な40mmとなりました。
また文字盤に採用された「スーパールミノヴァC3」の発光能力は硫化亜鉛を素材とする他の蛍光物質に比して、約100倍の蛍光性を有しているもの。
44mmを選ぶか、40mmを選ぶか。この選択は貴方の美意識やワードローブと相談しなければなりません。
しかしどちらのモデルを選んでも、「新しい時計」と出合った大いなる満足を得られることに変わりありません。