「クラシック」という呼称は、ひと握りのスペシャルピースにのみ冠することが許されるものであり、濫用と、その意図を踏み外すような製品開発は慎まなければなりません。
そうした意味においても、クロノスイスの「クラシック・クロノグラフ」はスタンダードな古典的スタイルのモデルといえるでしょう。
搭載するムーブメントは、30分と12時間積算計を備えた24石の自動巻きCaloC741。
3時位置に配された独特のアナログ式デイト表示では、時計づくりの基本を熟知していることが表れています。
重要な付加情報を伝えるこのデイト表示は、文字盤と完璧なシンメトリーをなしています。
滴型のワイヤーループが印象的なケースはアップライトのアワーインデックスを備えるダイヤルと抜群の調和をみせています。
アンティークの世界では「ティアドロップ・ラグ」と呼ばれるこのワイヤーループは、40~50年代のリストウォッチ・クロノグラフの意匠を想起させます。
機能とスタイリング双方で完璧な古典を標榜する、まさにクラシカルの名にふさわしいクロノグラフといえるでしょう。